早春賦

 2か月に一度開くか開かないかのブログですが、忘れているというよりも、むしろいつも次に何を書こうかと考えています。といって構想があるというわけではなく、実際には隙間のじかんができたとき頭の中をよぎったことを思いつくままに言葉に起こしていくことが多いですね。

 前回、ブログを書く時間が取れたのが昨年の年末でしたから、やはりもう2カ月。2014年の6分の1が過ぎようとしています。日々のくらしに追われつつも、1月なかばからは東京都民として選挙動向に注目し続け、2月はオリンピック選手たちの勇姿に励まされながら、何かと気の急くことでした。

 そんな中、花圓紗維はあたらしい生徒さんを迎えました。今まさに開発途上にある教室として、数ある花の教室の中から花圓紗維を選んでいただけるのは、大きな励みです。
 今の基盤で、あとどのくらい入会者を受け入れられるのか、多くて5〜10名くらいでしょうか。実のところ試し試しという状況ですが、何よりおひとりおひとりが安心して続けていただけるように、進んでいきたいものと思っています。

 さて、今年2014年の主な教室開催曜日が先日まとまりましたので、ここでご紹介します。

2014年度は火曜・木曜が教室開催曜日になります。
(※春・夏・年末年始のいち時期を除く。)

ただし 木曜は16時以降〜20時半頃終了と時間が限られます。
火曜は昼ごろ〜20時半頃終了、となります。
ほかに、水曜・金曜の昼過ぎの時間帯も日によってレッスン可能です。
週末については、日曜日に何度か開催できる日がありそうですが、
基本的には今年度、週末はお休みとさせていただきます。
(日曜のレッスンで何か体験企画などをできないかと考えていますが、現在構想段階です。)


 2月に入ってすぐはじまった寒波による大雪の時期、たまたまですがしばらくお休みさせていただいていました。偶然なので結果論ですが、寒さが厳しく、みなさん足元の悪い中通っていただかなくてすんだことにほっとしています。


 ところで、花圓紗維でどんな花材を使っているか、ご興味をお持ちの方もいらっしゃるのでは? 少し花圓紗維で使用している花材を紹介しようと思います。

 たとえば今年に入って1回目のレッスンでは、
   ぎんめやなぎと淡いパステルピンクのチューリップ、
    あわせてホワイトレースフラワー。―お正月を過ぎて軽やかな新年の始まりに。
 
 また2月1回目は、
    残雪や雪原の間に間に顔をのぞかせる早春の常連たち、
  まだ芽が堅いままの東海桜に、暖色系ライラック色のヒアシンス、
   雪のような白さが愛らしいストック、
  そしてあざやかなさみどりいろの元気な葉の中から
     細いツルの手足をグイグイ伸ばして
         小ぶりな花とさやをつけるエンドウ、と
     待ち遠しい春への期待感を取り合わせました。

 だいたい、その折々の季節感と目の前の花、
  そしてそこにほんの少しの“花圓紗維パウダー”のようなもの(花圓紗維らしさのエッセンス)を掛け合わせて、花材を準備しています。

 今週はまた2週間ぶりのレッスン。節句にちなんで桃の予定。桃の枝はとにかく真っすぐのびていきます。子どもの純真な笑顔のようなあどけないのびやかさが魅力です。ほかの花はちょうど明日訪れる市場のようすで選びます。市場に行くと世田谷近辺のお教室の先生方かな、と思われる方々とすれ違います。市場での仕入れは朝が早くて大変ですけれど、たくさんの花のなかから、ときにはシンプルに、ときには潤沢に贅沢に、花圓紗維らしい花材の取り合わせを創りだしていきます。写真をお見せすれば一目瞭然ですよね。写真をどんどんアップするようにできればよいとは思い続けているのですが、
なかなかそうなりません(^^;) 一枚生徒さんが送ってくれたまだ芽の堅い桜のようすをアップしたいと思います。

 遅ればせながら、今年も花のスタジオ花圓紗維をよろしくお願いいたします。
 会員のみなさま、どうぞ、これからも花との出会い、自分自身を感じる時間を花圓紗維で満喫してください。
 
 喜 苑